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メラトニンで生活リズムを整える。(体内時計)

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メラトニンで生活リズムを整える。(体内時計)

正しい生活リズムが、よい習慣を作る



あなたは、しっかりと「お腹」が空いてから食事を摂っているでしょうか。


朝、昼、晩」と、しっかりとした「習慣」が身に付いていると時間に
なれば、お腹は空いてきます。




朝食を食べずに、一日の最初の食事が「お昼」からの人は、
昼食間食おやつ夕食間食」と、何度も「間食」と「おやつ」を
摂り入れないと、お腹が空いてしまう状況にもなりえます。 


この「間食」と「おやつ」の習慣を摂り入れて食べていれば、
お腹の空く暇もなく食べ続ける状況ができ上がります。


このお腹が空く暇もなく食べ続けている状態がまさにメタボ習慣
メタボリックシンドローム予備群に加入できる権利を待っている状況です。



お腹が空く暇もなく、なにかを食べ続けていれば痩せることなどできません。



さらに夕食後に間食を摂り入れてしまう習慣のある人は、寝る時間も遅くなり、
翌朝を胸やけで迎えるという悪習慣の始まりとなるワケです。

いまの「食生活習慣」が、10年後のあなたを作ります。


10年後には、もしかすると動けなくなるほど、大きなカラダに生まれ
変わっているかもしれません。



朝起きて、朝食。仕事(学校)に出かけて午後12時ごろ、自然とお腹が
空く習慣を、あなたは作れているでしょうか。


人間にとって健康的な「生活リズム」を作ることが大切になって来ています。
昔から人は朝、起きて、昼間(日中)に活動し、「夜」はゆっくり休む習慣が
身に付いています。


子どものころから社会人になるまでに習慣づけられた。とても大切な「生活リズム」。
太陽と同じ、日周運動です。



社会人になると、太陽と同じ動きを取れない人がいます。仕事上、昼夜逆転生活を
送っている人や夜遊びが楽しくて夜通し遊び続けてしまう人。

これは問題なく元通りの生活に戻すことのできる大人であれば問題なく許されることです。

これがまだ学校教育を受けている「小、中学生、高校生」ぐらいで、太陽と同じ
日周運動」に逆らった生活を送るとどうなるでしょうか。

体内リズムは乱れ「睡眠不足」から「倦怠感」を呼び、ある人は家に「引きこもり」、
学校は「不登校」で、いつも「イライラ」し、日中(昼間)に頭は働かず、ボーっとした
状態で一日を終える生活習慣に陥ります。

この狂った体内時計、体内リズムを正すのが太陽(日周運動)であり、太陽を浴びることで
作られる「メラトニン」が必要になります。




あなたはメラトニンが必要な理由を知っているでしょうか。
メラトニンがもたらすものとは?メラトニンとは、一体、
何なのでしょうか。>>メラトニンについては、こちら<<

概日リズム(サーカディアンリズム)



人間の一日のリズムで「概日リズム」英語で「サーカディアンリズム」
という言葉があります。


【概日リズム】「サーカディアンリズム(circadian rhythm)」とは、
「人間(生物)の運動」「生理現象」など、24時間周期をリズムとし「体温」
「ホルモン分泌」もサイクルで変化する内因性リズム(体内時計のようなもの)の
ことをいいます。



人間の体温は昼間に高くなり、夜には低くなります。生きているものすべてに
自然と備わった、眠りを誘う体内時計がサーカディアンリズムです。


人間は地球の自転と同じサイクルで内因性リズム(体内時計)を持っており、
24時間周期で、朝・昼・晩の規則正しい食事や日の光に当たることを人間の習慣
としてきました。


私たちは地球に生まれ出たときから、地球のリズムとルール・環境・習慣で生かされて
いるのです。


人間がもともと持っている「体内時計」「睡眠リズム」「食習慣」。この生活リズムは、地球の
サイクルと一緒に作られます。
生きていると、私たちはこのことを忘れてしまいがちですが生きているものすべてにとって
もの凄く大切なことです。



家に「カーテンのない生活」を始められると、あなたも地球のサイクルを理解し、健康になれる。
かもしれません。


乱れた体内時計を治すには。(時差ボケ)



普段から体内時計を正常に保っている状態で、海外に行くと「時差ボケ」を
起こします。

地球は丸いので、日の出の時間は海外(国)によっても変わってきます。

時差ボケ」を治すには、その地で日の光が出ている間に「活動」し
規則正しい「食事(朝・昼・晩)」をしっかり摂ることで、時差ボケをなくして
行きます。

狂ってしまった「概(おおよそ)日(一日の)リズム(調子)」は、
その地の「日の光」や「食事の時間(食リズム)」で調整しなくてはなりません。



最近は、スマホパソコン、テレビ、ゲームの普及により「起床時間
食事を摂る時間」など「生活リズム」の乱れた状況ができ上がりつつあります。


幼少期から成長期のころの「生活習慣」は、もの凄く大切で、乱れた「概日リズム」は、
子どものカラダの成長を妨げる要因にもなりえます。


両親による規則正しい「早寝早起」「食生活習慣」を、親がお手本となり実践し、
子どもたちに教えてゆく必要があるのではないでしょうか。


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メラトニンって、なに。



メラトニンは、松果体から分泌される脳内ホルモンです。

松果体(しょうかたい)とは、脳の中心部に位置する小さな内分泌器官の
ことを言います。松果体は、メラトニンというホルモンの分泌を通じて、
体内時計(サーカディアンリズム)を調整します。夜になると、松果体は
メラトニンを多く分泌し、自然に眠くなるように働きかけ朝になると、
メラトニンの分泌が減り、目覚めやすくします。

命あるものすべての、「概日リズム(体内時計)」「季節性リズム」
「睡眠」などを整え、深く関わる深部体温(心臓や脳など、カラダの
深いところ)をも朝は高く、夜は低く調整する。とても重要な任務を
負っております。


目から入った光は、体内時計を経て松果体に達します。明るい光によって
メラトニンの分泌は抑えられているため、日中はメラトニン分泌は低く、
夜になると分泌は高まり増えて行きます。

昼なのか、夜なのかも分からない。「日光」の入らない部屋では、人間の体温は、
昼は高く、夜は低くと、「神経」は感じ取ります。



また、デパート店内の灯り「1000ルクス ほど」を夜間でも浴びると、メラトニンの
分泌量は低下して行くとのこと。

デパート店内の明るさを、「家の中」でも浴びてしまうと、メラトニンの分泌量が
低下して行くので、よい眠りの妨げになります。


メラトニンは「日光(自然光)」と「環境光(蛍光灯)」の両方からでもコントロールを
受けてしまいます。

メラトニン」は、朝起きてから15時間後に分泌され、日の光を浴びないと分泌されません。



朝7時の起床であれば、夜10時ごろ、脳に存在する小さな内分泌器である「松果体」
概日リズムを調節する「ホルモン(メラトニン)」が分泌されます。


メラトニン」は、夜になると「脈拍」「体温」「血圧」を低く保つことで、眠りに入る
準備ができたと、カラダが認識し「眠り」を誘うことになります。


朝日を浴びて規則正しく生活することで、「メラトニン」の分泌量も調整され、人間の
体内時計や生活リズムを整える働きを行ないます。

ということはです。
朝6時に起きれば、夜9時前後には眠気がくる。
朝7時に起きれば、夜10時ごろに。。
朝8時に起きれば、夜11時前後には眠気が来ることになります。

あなたが夜、寝たい時間に調整・調節ができる。言ってしまうと、
あなたの「起床時間」と、あなたの「就寝時間」は、ほぼ調整できると言えます。




不規則な生活で、昼夜逆転するような生活を続けている人は、「メラトニン」が
分泌されず、睡眠障害が起こり睡眠不足不眠症に陥ることもありえるわけです。



自分で眠る時間を調整できるようになると、不要な睡眠不足からの疲れや倦怠感を
取り去り、元気に活躍し健康的に活動できるカラダが期待できます。


メラトニンが一番多く分泌されるのが幼児期(1~5歳)と言われ、そこから「歳」を
重ねるごとに分泌量は減って行き、睡眠時間が短くなる傾向にあります。

よく歳を取ると眠れなくなるというのは、メラトニンの分泌量が減ったことが原因であり、
「赤ちゃん」がよく眠るのも「メラトニン」の分泌量が多いことが言えます。



メラトニンは、ほぼすべての生物の体内に自然と存在し、動物をもコントロールできて
しまうほどの味わい深い安らぎホルモン。知れば知るほど必要不可欠なものであると
言えるのではないでしょうか。

分泌(ぶんぴつ)とは、人間や生物がカラダから排出する特有の代謝物のことをいい、
分泌を行なう細胞を「腺(せん)細胞」。ホルモンを体内に出すことを「内分泌」。
汗を体外に出すことを「外分泌」といいます。


地球とに空と3R文字画像
3R。~いま私たちが求められているものとは~

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