嘘を見抜くには、どうすればいいのかな?と、悩んだことあるのではないでしょうか?
人との会話の中で「この人、嘘吐いてるかも?」と感じることは少なくありません。
小さな嘘が信頼の喪失へと繋がり、関係性を揺るがす大問題へと発展することもあります。
この記事では、嘘を吐く人の特徴と嘘を見抜くための行動やしぐさをご紹介します。
相手の嘘を見抜き、相手の心を理解することで、トラブルを避けるためのヒントにして頂けると嬉しく思います。
嘘を完全になくすことなどできません。
見抜く力はあなたを守る大切なスキルへとなりえるでしょう。
嘘を見抜く方法(しぐさ)15ポイント
嘘を見抜くには、相手のしぐさや態度に注目できると判断しやすくなります。
例えば、汗を拭う、胸元やのどを触るなどの行為は動揺しているサインです。
また、貧乏ゆすりやポケットに手を入れる、腕組みをする動作は防御反応です。
さらに、視線を合わせない、瞬きが増える、笑顔が減るといった顔の変化も特徴的なサインと言えます。
無意識に右斜め上を見るしぐさは?
「すみません!私、嘘吐いてま~す。」と自白するしぐさです。
汗を拭う
嘘を吐くとき、人は強い緊張と不安を感じ、自律神経が乱れると言われます。
その結果、体温調整がうまくいかず汗を掻きやすくなるとのこと。
特に額や首筋の汗を頻繁に拭うしぐさは「隠したいことがある!」嘘を吐いている表れでもあります。
ただ、夏場は汗を拭う人が多いので、注意しなくてはいけません。
しかし、リラックスしている会話の途中に汗を拭い始めた場面は、嘘を吐いているか?
相当、追い詰められていると言ってよいでしょう。判断の難しいしぐさでもあります。
胸元やノドを触る
ネクタイを直したり・襟元を正したり・ノドに触れる行為は、圧迫感を和らげようとするしぐさです。
嘘を吐くと呼吸が浅くなり、胸やノドが不快になります。
結果、胸元やノドが息苦しくなり、その苦しさを和らげようとする動作です!
何かの質問を受けた時に胸元に手が行く場合は、動揺を隠そうとしていると言えます。
口に手を当てる
あなたは、会話の途中に口元を手で隠したことはないでしょうか?
このしぐさは発した言葉を隠したい?心理の表れです。
嘘を吐いてる時、人は本能的に真実を封じようと、口を覆う動作が出やすくなります。
特に会話の途中で急に口を触るのは、不自然なサインです。
発言した内容に自信がなかったか?「嘘を吐いてしまった?」と考えられます。
鼻を触る
嘘を吐くと焦りから血流や自律神経に変化が起き、鼻の粘膜がむず痒くなることがあります。
このむず痒くなる感じ!覚えのある人もいるのではないでしょうか?
そのため、口を隠す代わりに鼻を触る!
かなり体に異変を感じているのではないでしょうか。
会話の中で不自然に鼻を触る回数が増えたら、注意です。
嘘を吐いたのかもしれません?
嘘吐きは貧乏ゆすり?
足を揺らす、貧乏ゆすりをするのは、不安や緊張を解消しようとする動きでもあります。
嘘を吐くと交感神経が活発になり、じっとしていられなくなるため、足や手が落ち着かなくなります。
リズムを刻むような動作はストレスの表れです。
そして、質問などに答える際に、急に貧乏ゆすりが始まったのであれば、それは嘘のサインと言えます。
ポケットに手を入れる
ポケットに手を入れるしぐさは、防御的で何かを隠したい気持ちの表れです。
嘘を吐いた人は、無意識に手の動きを抑えようとします。
ポケットに手を入れ、安心感を得ようとする自己防衛の表れでもあります
会話中、急にポケットに手を入れ始めた時は不安を感じた時のサインです。
非常に、分かり易いしぐさなので、判断に困ることも少ないでしょう。
腕組みをする
腕組みは「自分を守りたい」心理の表れです。
嘘を吐いている人は心の動揺を隠すために体を守る姿勢を取ります。
両手を脇に入れて組むのは防衛反応です。もちろん癖で腕組みする人もいます。
突然、会話中に腕組みを始めたのであれば、心に隠している何かがあると言えます。
「休めのポーズ」を取る
立っている時に手を後ろで組む「休めのポーズ」も嘘のサインです。
これはリラックスしているようにも見えますが、実際は不安や緊張を隠そうとする動作です。
手を後ろに回すことで手の動きを制御し、余計な表情を悟られないようにしています。
特に会話中、不自然にこの姿勢を取るようであれば、注意が必要です。
嘘で瞬きが増える
この動きは人にもよりますが、緊張すると瞬きの回数が増えます。
脳をフル回転させ、たくさんの言い訳を考えているとも言えます。
そして、嘘を吐けないこのタイプの人は、目を合わせると嘘が分かってしまいます。
それなので、瞬きをして嘘を誤魔化そうとしているとも取れます。
会話中に急に瞬きが増えるのは結構、追い詰められている証拠です。
視線を合わせない
嘘を吐く人は、相手と視線を合わせることを避けます。
これは真実を見抜かれることへの恐怖と罪悪感の表れです。
また、視線を逸らすことで心の逃げ道を作っていると考えられます。
もちろん緊張や恥ずかしさで目を逸らすこともあります。
質問したタイミングで視線を逸らすようであれば、嘘の可能性は高いです。
嘘吐くと笑顔が減る
嘘を吐いている時、人は心に余裕がなくなり、笑顔が減ります。
笑顔は心の状態を表します。緊張していると笑顔など作れません。
嘘を吐いている人の顔は引きつり、怖々しくなります。
ある特定の人との会話で、よく笑う人の笑顔がなくなったのであれば、何か隠し事があると言って良いでしょう。
目の奥が笑っていない
よく口元では笑っていても、目の奥が笑っていない人がいます。
感情と顔の表情がバラバラである?伴っていない時は要注意です。
本当に楽しい時の笑顔は目元に表れます。
嘘を吐いている人の表情は、どこか作り物のように、目が冷たい?
または、相手とあまり会話をしたくない時にも表れます。
いわゆる「作り笑い」は感情と行動の不一致を表すサインです。
嘘を見抜く手がかりとなりえることでしょう。
動きがギコちなくなる
嘘を吐くと人は、知られることを怖れるあまり体が緊張し、動きがギコちなくなります。
手の動きが不自然に止まったり、いつも以上に身振り手振りが大きくなるのも特徴の一つです。
これは「嘘を隠そう」とする意識が体のコントロールを乱すのでしょう。
普段の動きと比べて不自然さが目立つ場合は、嘘を疑うポイントと言えます。
右斜め上を見ながら話す
視線が右斜め上へ向かうのは、脳の働きと関係があります。
右脳はひらめきや想像を司るので、嘘を吐く時に想像力を働かせて話をすることが多くなります。
そのため、右上を見ながら話すのは「事実を思い出している」のではなく、「内容を作っている」可能性があります。
このしぐさには個人差もあるので、他のしぐさと合わせて判断することをおすすめします。
トイレの回数が増える
嘘を吐くとトイレの回数が増える人もいます。
人は嘘を吐くと「バレたらどうしよう」と、ストレスが大きくなって行き、神経が過敏に反応することで尿意を走らせます。
あなたの緊張が、いつもの尿意の感覚を鈍らせたことが、尿意を早めたのでしょう。
もし、相手があなたの顔を見た時に、トイレに走ったのであれば少し疑ってもよいかもしれません。
嘘を吐く人の特徴【9つ】
嘘を吐く人には共通する特徴があります。
不自然にテンションが高かったり、プライドを守るために事実を隠したり、自信のなさから虚勢を張る人もいます。
また、視線が泳いだり、口を隠すしぐさを取るなど無意識の行動に表れます。
相手を気遣って嘘を吐く。優しい嘘というものも存在します。
その裏の感情として、傷つきたくない気持ちや、良い印象を与えたい欲求も隠れていたりもします。
さらには、相手よりも上の立場に立ちたいという思いから嘘に繋がることもあります。
近くにいる?こんな嘘吐きな人たちを、ご紹介します。
不自然にテンションが高い
嘘を吐く人は、場の雰囲気を誤魔化そうとして必要以上に明るく振る舞うことがあります。
気持ちを隠すために笑顔を作ったり、声を大きくしたりと、不自然にテンションを上げます。
これは心の不安や緊張を相手に悟られたくない気持ちの表れです。
人は嘘吐くと自律神経が乱れ、落ち着いて話すことが難しくなることがあります。
このような噓吐きな人は、大袈裟な演技が得意です。
演技力に騙さないように気を付けなくてはいけませんね!
プライドが高く、自分を守ろうとする
プライドが高い人は、評価や立場を気にするあまりに、嘘を吐くことがあります。
失敗や弱点を認めると自尊心が傷つくため、事実を隠したり話を誇張したりします。
このタイプは男性に多く「自分を大きく見せたい」「人から軽く見られたくない」という心理が働きます。
周りからは見栄や虚勢と映ることもあるので、信頼を失うことにもなりやすいです。
自信がなく弱さを隠そうとする
自信がない人は、弱さを見せるのが恥ずかしく感じるので、嘘を吐きます。
本当の自分を見せることに恐怖を感じ、経験や能力とは違うことを言ったりします。
そして、「できない!」と言えないので、別のことで補おうとする!
これは劣等感からくる防衛反応で、承認欲求の裏返しとも言えます。
しかし、周りからすれば、無理・矛盾が目立ち過ぎて、信用を失っていることに早めに気付いて欲しいと願うばかりです。
嘘吐くと視線が泳ぐ
嘘を吐くと人は、無意識に視線を逸らしたりします。
これは相手と目を合わせると、真実を見抜かれるのを恐れる反応です。
さらに、脳は嘘を吐くときに大きなエネルギーを使います。
そのため、注意力が散漫になり、視線が安定しなくなるとのことです。
逆に、意識して目を合わせ過ぎる人がいます。
この過剰なアイコンタクトは、不自然さが伝わるので嘘を見抜く手がかりとなります。
悪意のない優しい嘘を吐く
嘘といっても、必ずしも悪意があるわけではありません。
相手を気遣うあまり「本当は違うけど、この方が喜ぶと思って?」と嘘吐く人がいます。
いわゆる「優しい嘘」です。場を和ませたり、相手を安心させる目的で使われます。
しかし、この嘘が積み重なると誤解を招き、逆鱗に触れてしまうことにもなり兼ねません。
気遣いの嘘は一見、ポジティブにも取れますが、信頼関係を損なう可能性も秘めているので注意が必要です。
傷付くことを恐れている
傷付くことを恐れる人は、自分を守るために嘘を吐きます。
人は正直に話したことに対して批判したり、拒絶したりする人もいます。
その他人の対応が根底にあると、人はまた否定されるのではないかと不安になります。
そのため「本音を言わない」「誤魔化す」といった行動に出ます。
これは自己防衛です。続けると人間関係をぎこちなくします。
傷付くことを恐れている間は、嘘を生み出す要因となるでしょう。
良い印象を与えようとする
誰しも「よく見られたい」という気持ちはあります。
自分を優れた人間に見せようとして、話を盛ったり成果を誇張したりします。
初対面の人との会話の時や評価を伝えるような場では、特に出やすいです。
しかし、後で間違いが発覚すれば逆効果となり、信頼を大きく失います。
好印象を得たい気持ちも分かりますが、嘘に頼るのは危険です。
相手より上に立ちたがる
たまに、相手よりも上に立ちたがる人がいます。男性の多いです。
知識を誇張したり、経験を盛ったりして相手より上の立場に立とうとします。
これは承認欲求や競争心が強い人に多く見られる特徴です。
しかし、嘘で優位に立とうとしても長続きしません。
これは私も?ありますが、いずれ信用を失うことに繋がります。
本当の信頼関係は上下関係ではなく、誠実さです。
まとめ
嘘には、プライドや自信のなさ、自己防衛といった心理が隠れています。
そして、嘘は口よりもしぐさや視線、行為・行動に表れやすいです。
相手の動きや表情に注意を払うと、嘘を見抜く手がかりとなります。
そして、相手を思って吐く嘘もあります。
ただ嘘を責め立てるのではなく、相手の心理を理解する事も大切です。
嘘はストレスとなります。嘘を吐かせない環境作りや、本音を語れる環境を整える!
それが、人間関係を良くする第一歩になりえるのではないでしょうか。